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ブログ掲載版「Vampire Knight Jelaila【窈窕】」

私は、この石塞から、果樹が実り、

朽ちていく様子を眺めていたかっただけ。

人間に戻るすべを求めてBritaniaの夜を彷徨う

Vampire Knight Jelaila Episode

  

 申し訳ありませんが、未完作です。
 本来なら7〜8月にブログ掲載するべきところ
 手の施しようがなく、落してしまいました。
 来月掲載予定のクリスマス編集版を最後に、
 出雲踏鞴文庫での新作掲載を終わります。
  

「Vampire Knight Jelaila【窈窕】」

  
境界線を兼ねてきた河の畔(ほとり)に構える古き城。
その石塞のテラスから、私は何年も悠久の流れを見てきた。
眼下の低い堤防に生えているプラムの果実が、
もう少しすれば、手が届くくらいに枝を伸ばしてきている。
 
(その日が来たら、このテラスから直接、捥(も)いでやろう。)
  
他愛もない、そんな愉しみを自ら増やしていく日々。
無理やりにでも慰楽を見出しながら、生を貪ってきた。
そんな私のもとへ、一組の家族が越してきたのである。
 
(ほう、これは愉しみが増えた。)
  
河を隔てた向こう側に石邸(シャトー)を造り、
夜を迎えるたび、ひとつふたつ、部屋に明かりが灯る。
柔らかく、温かな光だった。
住人の様子はわからないが、私は期待に胸を躍らせる。
ふと我に返ったとき、グラスの蒸留酒(プラムワイン)が、
失せてしまっていた。
  
堤防のプラムは、順調に枝葉を伸ばしている。
長柄の棒を使えば落とせるだろうが、そんな真似は好まない。
ある晩に、
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